ヒトは脳で見ている

ヒトは脳へ送る情報の8割以上を視覚を通じて得ており、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感の中でも、視覚は重要な感覚と言われていることはご存知の方も多いと思います。

わたしたちには左右2つの目があり、それぞれの眼が感知するのは単なる「光」です。その光のさまざまな情報を瞬時に脳で分析・解析して一つの情報(映像)として認識する機能があると言われています。また、眼が情報を取得する際の機能を両眼視機能といい、これは視機能の中でも重要なものの一つとされています。

わたしたちが一般的に受ける視力検査は片眼ずつ測定され、1.0や1.5などの数値で表され、物がはっきり見えているかどうかの指標で問われます。これに対して両眼視機能は視力だけではなく、左右の眼で見たものを脳の視覚分野でどう処理をしているかが問われ、視力はもちろんのこと、その見え方の「質」が問われます。

通常わたしたちは左右の眼から得たそれぞれの2つの情報が、脳で問題なく1つの映像として認識されますが、両眼視機能に問題がある場合、頭の中で2つの情報がズレて存在してしまうため、そのズレを自身の眼球筋や融像力の負担により修正することで「見る」ことが出来ているのです。ところが、このような負担によって「眼精疲労」「肩・首コリ」「偏頭痛」といった様々な症状をもたらすことがあると考えられており、そこでわたしたちはメガネを必要としている訳です。メガネは「負担になるズレ」を解消できる唯一の補正用具なのです。

ここで必要な検査が「両眼視検査」と言われるもので、わたしは数年前にこの検査を受け、はじめて自分の視機能に問題があったということを知り、これが突然出てくる偏頭痛や、肩こりの原因だろうということも分かりました。
わたしは中学生の頃に視力が落ちているのでは、と部活動の先生に検査を勧められ、結果メガネを作ることになりました。ところが、そのメガネをかけてもよく見えるという実感があまりなく、むしろあまり変わらないような気がして、おまけに日常的にかけていることが煩わしく感じ、次第にかけなくなり、いつの間にかかけない状態が普通になっていました。
ところが、数年前にカミさんが老眼鏡を作りたいということで知人の紹介ではじめて両眼視機能検査を受け、通常の検査との違いに驚き、わたしも一度受けた方が良いと勧められ検査を受けました。結果、わたしの視機能に問題があるということが分かり、その場でメガネを作ることにしました。

まるで別世界を得ることになったわたしは、その後、日常的にメガネをかけるようになり、突然の偏頭痛も肩こりも気がつけば無くなっていました。

「ヒトは脳で見ている」は、わたしの両眼視機能検査を担当してくださった中西さんから教えていただいたことです。詳細は ドイツマイスター眼鏡院のホームページ をぜひご覧ください。

人の脳が得ている情報の80%以上が、目からの情報であるということはビジネスシーンにおいても以前から重要なものとして語られており、わたしもご縁のあったコンサルタントの方からこの話はお聞きしたことがありました。ところが、視機能についてはまだあまり知られていないような気がします。わたし自身も実際にこの検査を受け、中西さんにお話を伺ってはじめて知り、実感できたことでした。仮に知っていたとして、どこに相談に行ったら良いのかがわからない方もいるのではと思います。そういう方はぜひドイツマイスター眼鏡院へ相談に行かれることをお勧めします。(※ 完全予約制となっています。)


新年度が始まり、健康診断など視力検査や眼科検診などの機会もあると思いますが、現在の状態が当たり前になってしまっていたり、自分自身の症状をうまく伝えられない子供達にとっては、体の不調や心身のストレスがこれらの負担からくるものの可能性があるということなど到底想像できないことだと思います。これがメガネで解決できるかもしれないという期待さえもないだろうと思います。早い段階で良いメガネをかけることで笑顔で暮らせる子供たちもきっといるような気がします。もちろん大人でも、長い間悩んでいた不調が解決できる可能性もあります。

お心当たりのある方は、ぜひドイツマイスター眼鏡院へ相談に行かれることをお勧めします。

どこかで誰かが笑顔になれますように!

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