人は日常生活において80%以上の情報を視覚から得ていると言われています。
この80%という割合の根拠としてよく引用されているものに、「アメリカの心理学者 アルバート・メラビアン(Albert Mehrabian)」の研究や、他にも認知心理学の知見があります。
このメラビアンの研究は主に感情や態度の伝達に関するものであり、「情報の80%を視覚から得る」という一般的な情報処理全体に適用できるかは別の話ではありますが、視覚が主要な情報源であることは間違いなく、教育・マーケティング・デザインなどの広い分野でも重視されています。
これらのことからも、あらゆる広告において、イメージやキャッチコピー、その他の手段には、さまざまな視覚への効果が期待されて作られているということは理解できます。
ところが、インターネットやSNSの普及によって、わたしたちの目と脳は、毎日溢れるほどの情報に触れています。
ついついユーザーに少しでも多くを伝えようと、たくさんの視覚情報を詰め込みたくなりますが、実際にユーザーの脳がキャッチできているか、伝わっているかは疑問です。

さまざまな企業や販売店などでこれらをうまくコントロールして発信されている広告をよく見かけますが、職種や発信する手段、タイミングに合わせて工夫されていることが分かります。
広告を出す、情報を発信する、など与える側で何かを制作する場合、わたし自身も受け取る側の感覚になって情報を整理する事はとても大切で、これらの情報がうまく整理されると、自然とデザインも洗練されていくもので、いかにこの作業が大切かということを実感できます。
何かを発信する、制作する際には、まずは情報の整理をしてみることからお勧めします。
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